続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

カシオのポータブルワープロ専用機を長年使った理由

 カシオのポータブルワープロ専用機を長年使った理由をあげていこう。

 小型で単一乾電池駆動する文書作成機をよく使って理由は、どこでも持ち運べる。当時住んでいた田舎は、時々夜間に停電することもあり、作成中に停電、作成中の文書が消えてしまうことがあった。乾電池式なら出先でも運んで使える。そのことから、乾電池式駆動が便利だった。その中でもカシオのポータブルワープロ専用機を長年使った理由は以下の通り。


【変換キーの右隣が実行キー】


 ほとんどのワープロ専用機は、変換候補を確定する場合の実行キーは、キーボードの右側、改行(リターンキー)側にあった。カシオのポータブルワープロ専用機は、変換キーの右隣。左親指は変換キー、右親指は実行キーで操作できた。変換操作の手の移動量が少ない。負傷による麻痺で両手親指しかキーボード操作ができなくなった私には、この配置がありがたい。


【行数制限がない】

 他社のワープロ専用機は、1文書あたりの行数に制限があった。本体メモリが十分でも行数制限にかかるとエラーになった。行数制限がないと、小さな画面表示に合わせた書式設定しても大丈夫である。


【文字単位の自由倍角】

 当時、自由倍角(M×N倍角)は、行単位の機種が多数であった。文字単位で実行できてありがたかった。


【プリンタ用メモリ空間】

 プリンタ用のメモリ空間も広く取られていて、書体FDを読み込みする場合、1行単位で読み込みができた。


【カーソル移動が自由】

 カーソル移動が自由で、罫線モードに

切り替えずとも、シフト、記号キーとカーソルキーの組み合わせで引けた。


 ワープロ専用機が製造中止になって久しい。選択肢はポメラを買うか中古を探すかである。電子文具として形を変え、(例えば、freewrite)出して欲しいところである。