逓信記念日
　４月２０日は、前島密が近代郵便制度を始めた日を記念したもの。現在は、郵政記念日に変わっている。国営の時代はニュースになった。民営化後、株式上場してからは取り上げられる機会が減りつつある。

　逓信の逓は、次々に伝える、だんだんにという意味がある漢字。郵便を示す意味での使用頻度はほぼなくなり、だんだんにという意味での、逓増、逓減は専門用語と使われている。

　手紙を書いてポストに入れるは昭和までは、簡単で確実な通信手段だった。現在はスマホで即時的に伝えることに馴れているから、手紙文化は良いと聞いても、何かきっかけを見出ださないと復活は難しい。

　個人の通信手段としてから、物流へ、通信販売の手段として変わっている。これからも郵便制度は、形を変えて残って行くと思われる。もし、時間があれば、郵便法第１条を読んでみよう。なぜ、長年、国営サービスだったかの意味がわかる。