続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

千万単位

千万単位

 キヤノンと聞けばカメラ、プリンタが真っ先に登場する会社。もう一つ、電卓メーカーでもある。レンズ計算のために電卓を作ったが事始め。電卓戦争にも生き残り、シャープ、カシオに並ぶ老舗電卓メーカーである。


 現行品のキヤノン一般電卓の中には《千万単位》と名付けられた商品がある。億千万キーがついている電卓がそうである。昭和50年代後半に登場し、テレビ広告も見た記憶がある。


 店頭で実機を初めて見た機種は8桁、千万キー、8桁入力11桁表示と印刷されていた。その後、億キーがつき、12桁電卓が主流になった。


 億千万キーは、億なら0を8つ、万は0を4つ、千なら0を3つつける。例えば、1234億5千678万9千という入力ができる。それ以外にも、次のような使い方もできる。


■小数を含んだ数値のあとの入力


 例えば、1.25を入力後、億キーを押すと、125,000,000、万なら12,500、千を押すと1,250が入力できる。0.5のあとならば、それぞれ、50,000,000、5,000、500が入る。


■同じキーの複数回入力


 千を2回押すと100万、万を2回押すと1億が入る。000キー、0000キーという使い方もできる。なお、億キーの2回押しは桁あふれエラーになる。


 千万単位電卓は、0を入力数を工夫次第で減らすことができる。