続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

ビデオテックス


ビデオテックス


 インターネットが普及する前の1980年代NTTがはじめたデータ通信サービス。《キャプテン》と呼称されていた。


 専用端末機をテレビとつなぐ製品とブラウン管つきのキーボードがついたデスクトップパソコンの形状をした製品があった。


 内容はデジタルテレビのデータ放送のようなものと思ってもらっても差し支えない。ただし、動画やフルカラー映像は機器の性能と通信速度から無理だった。


 ニューメディアの鳴り物入りで、100万台普及させると豪語したが、機器が高い、そして昼間3分30円という通話料金が普及を阻んだ。後に、お年玉付郵便はがきの賞品、ファミコンにもつなげるアダプタ、PC-9801用のソフトウェアも登場したが、時既に遅し。インターネットが普及して18年で姿を消した。


 海外で成功したのはフランス。端末を配ってどうぞお使いくださいにしたこと。日本も全員に配ってどうぞお使いくださいと通話料金を定額にしておけば、電子申請も早いうちに普及してことであろう。