続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

算数の問題

算数の問題


 小学校の算数では、とにかく教科書通りお手本通り回答しないと、解き方または答えが同じでも減点される。ネットによく飛び出すのが、かけ算の応用問題である。


 りんご2個ずつ3人に配ったら全部で何個になるかという問題、2個かける3人意味する2x3=6と回答しないと丸をもらえない。3人が2個ずつもらうを意味する3x2=6と回答するとバツをもらう。問題通り2個ずつ3人と計算しないとバツである。2個ずつ3人、3人に2個ずつは同じ意味である。


 日本語は助詞を使うことにより、語順を変えても同じ意味に通じる。小学校の算数教育では、問題22個ずつ3人と示せば、3人に2個ずつは許されないのである。


 長方形の面積においても、縦かける横で計算しないと減点される。横かける縦はだめなのである。どちらも同じことである。って本当にやることも大切ではある、ガチガチに固めては、別の視点という能力が枯れてしまう。


 なぜ反対に計算するとだめなのかを子供から聞かれて、教科書通りに書かないとバツをもらうと回答してしまう先生は失格である。