【プリンタ電卓】CASIO HR-8RC
CASIO HR-8RC
hulu懸賞の電卓に当選しました。賞品は12桁算式入力のプリンタ電卓です。
このプリンタ電卓は、従来の廉価帯算式入力プリンタ電卓と異なって機能満載。
印字部
プリンタ用紙は、58ミリのロール紙。本体に内蔵可能な径が短いタイプと、文具店で容易に入手できるレジスタ用普通紙が使えます。
印字はローラインク。感熱式よりも長期間保管できます。打刻音がするタイプです。
1行17桁印字です。計算以外に日付や番号を印字するノンアドプリントは、#001と言うような表記、全ての桁をピリオドで入力印字可能です。
従来のプリンタにはなかった機能として再印字があげられます。これは計算チェック機能が備わったことによるものです。
計算チェック
150ステップの計算履歴が記憶できます。スキップというのは分かりにくいので、150件または150行と表すと分かりやすいかと思います。
計算した履歴を∧∨キーを用いて辿ることができます。その行を訂正したい場合は、CORRECTキー、訂正したい数値、CORRECTキーを押すと訂正完了になります。
説明書には答えの訂正はできないと書いてあります。機能が働かないようになっています。答えを訂正するとこれまでの計算履歴に矛盾が出ます。
計算チェックの使い方の他に、同じ算式で一部だけ違った数字を使いたいという場合にも有効です。
キーボード
キーの表示は全て英語表示(英単語の略語を含む)です。キーはシリコンゴムを使っています。
説明書によると、キー入力履歴(キーバッファ)は、16件を一時的に貯めておくことができます。
計算仕様
CASIOの一般電卓と同じ仕様です。使い慣れていればすぐに使いこなせます。メモリは一つのみでグランドトータルメモリはありません。小計と累計を伴う計算は、メモリを使うことになります。
利益率計算キーもあります。なお、CASIO一般電卓のパーセントキーは、仕入値+利益率、%と操作すると、X円で仕入れた商品をY%の利益をつけて売る場合の値段はいくらかという計算が可能です。
説明書には、応用計算としてパーセントキーを用いない構成比計算が載せてあります。これに慣れると、パーミルで求める構成比計算もできます。
換算機能
M/EXキーを押すことにより通貨換算機能が働きます。通貨換算機能を選択した場合はメモリが働きませんので注意してください。
通貨換算は2種類できます。メモリキーの上部に、$,C1,C2と刻印されています。登録するのはC1,C2キーになります。
登録の方法は、通貨換算モードを選択し、%キーを長押しし、C1かC2に数値(レート)を入力し%を押して完了です。
設定できる数値のうち、小数部については、小数点以下6桁までです。
数値、MRC($)キー、C1またはC2を押すと、現地通貨×レート=レートの通貨金額が実行されます。数値、C1またはC2を押し、$キーを押すと、レートの通貨金額÷レート=現地通貨の金額が求まります。
レートの他に、ヤードポンド法または尺貫法の単位を記憶させておくこともできます。私の場合はフィート(0,3048)とノット(1,852)の単位を記憶させています。
再印字機能
REPRINTキーを押すと、計算機に記憶されている計算履歴が出力されます。この計算履歴は、ACを押しても記憶されています。新たに計算を始めない限り、何度も同じ履歴が印字できます。
消費税キー
TAXと刻印されているキーです。TAX+は税込、TAX-は税抜を意味します。税率設定は、%キー長押し、TAX+、数値入力、%キーと操作すると登録できます。
小数点桁指定キー
DECを押すと、0,2,消灯が選べます。端数処理はすべて四捨五入です。0は小数点以下四捨五入、2は、小数点第3位以下四捨五入となります。消灯は小数点以下の桁指定はありません。
CASIOコマンド
OFFキーを押すとCASIOが表示されて電源が切れます。ON,1,3,7を同時に押してCASIOの表示を出すことはできません。理由は説明書にも書いていませんから分かりません。そもそもこれは何のための表示かメーカーも言及を避けています。
おそらく真正品であることの表示だと考えられます。
廉価版のプリンター電卓ですが、豊富な機能で使いこなすと計算事務が楽になります。機会あるごとに取り上げていきます。