計算と誤差
　電卓アプリの一部、MS-Excelなどの表計算ソフトは、小数点以下の計算は丸め誤差が出ることがあります。

　Excelの場合、たとえば、マイナス１から0.1ずつ加える式をセルに格納した場合、マイナス0.1+0.1は、０になりません。また、1-0.9-0.1の計算結果も０になりません。

　電卓アプリの中にも、1-0.9-0.1を０と表示しないものがいくつかあります。故障ではなく丸め誤差ですから驚かないでください。

　電卓アプリをいくつか落として、1-0.9-0.1を計算させると、

１　０と表示するもの
２　マイナス０と表示するもの
３　負数と指数表示されるもの
４　１〜３以外

　４つのの計算結果を出しました。マイナス０と表示される電卓アプリは、計算結果は、負数と指数表示される形式と同じです。表示される桁を超えていますから、マイナス０と表現しています。

　４については、1-0.9を計算すると、0.099の値が出ます。

　1-0.9-0.1の結果は、マイナス0.001になります。誤差が大きい例として分類しています。

　なお、店頭で入手できる一般電卓と、関数電卓で1-0.9-0.1を計算させると０となります。