続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

障害を持つと



■当事者でないものの見方

 突然または最初から障害を持つと、そうでない者ができる所作ができないのとは違い、しようとするのが難しい。難しいから、諦めにつながり、できないに見える。

 これを障害の当事者でない人々には、根性が足りずに甘えていると、当事者になるとどんな困難であるか分からないから、自らの尺度に合わせて言ってしまう。

 残存機能でできる所作があったとしても、体調の変化により難しくなることもある。当事者でない者はできるのに、他ができないわけではない、怠けていると決めつける。



■高い壁

 障害を持つと、社会的、機能的、物理的の高い壁に阻まれる。

 1,社会的壁

  (形態を見て)あの人がかわいそうだ。あの人のようにならなくて良かった。

  (健常が上と見て)障害者は意見するな。

 2,機能的壁

  障害部位があることにより、所作が難しくなる。

 3,物理的壁

  建物、車両の構造。利用しやすさ。立地条件。


 障害はなってみないと分からないのは、この理由である。



 代替手段を使えばできる。それも体調で左右されると、使いにくくなる。支援者は、その点を十分に考慮に入れて行う必要がある。