続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

バリバラ《生放送 2.4時間テレビ 愛の不自由》

 24時間テレビの強烈なパロディとして、《感動ポルノ》という言葉を認知させた、Eテレの障害者を扱った番組。今年は深夜0時から2.4時間。


 24時間テレビでは扱われない《障害者の性(恋愛)》。障害者が愛やセックスを語るべからずなんて誰がいったんだ。まさか、24時間テレビに登場する、富士山やキリマンジャロ登山体が不自由でなくともきつい競技をさせて頑張る姿が、障害者へ望むものではないよね。
 障害者への偏見、ネットでKOREA情報をせっせと収集し、親日か反日、日本人か在日外国人などの国籍透視》で自我同一性を保ちたいネット民と同じ図式。


・自分にとって望ましい人々・・・・日本人or親日家

・自分にとって望ましくない人々・・在日韓国・朝鮮人or韓国



  これを障害者へ当てはめると。


 

・自分にとって望ましい人々・・・・感動をあたえて頑張る障害者

・自分にとって望ましくない人々・・日常生活を送る障害者(例えば公共交通を利用する。国会議員になる)

 福祉を施してあげているから、感動くらいあたえろよとか、おとなしく施しに感謝してろなどと思っていませんか。れいわ新選組から重度障害者が2人当選したときの、一部のネット民の攻撃的な投稿記事を見れば、如実に現れていますね。こうあるべき障害者像ではありませんから。


 何年か前、件の24時間テレビにて、肢体不自由児を富士山に登山させて、父親がどついたような映像ありました。今でもYou Tube探せば転がっている。どつくどつかないは別問題として、体が不自由でなくともしんどい富士登山を、肢体不自由児にさせて頑張れとか、歌って応援って虐待じゃありませんか。もっとも、本人が登りたいと意思表示していると、視聴者は確かめようはないから、どう見ても、お涙頂戴の公開障害者虐待ショーでは無いかと思うわけ。《愛は地球を救う》どころか、《偽善は障害者を見世物にする》になっているんだよな。
 これで義援金が入るから文句言うなって?義援金欲しいから番組放送してくれなんて要求なんてあったのかな。
 このチャリティショー。始まったころは高齢者のリフトバスや福祉車両を普及させようではなかったかな。回を重ねるごとに、障害者感動ポルノショーに変遷してしまったね。100キロマラソンという強歩まで登場し、主に芸人がやらされるけど、歌で応援し感動のステージへって、なんか違うんだよな。


 ところで、障害者の害の表記害がかなになっていることが増えてきました。24時間テレビもこれです。害を追放して、福祉、雇用政策が向上し、障害が改善すればいくらでも使うんだけどさ。医学の劇的な進歩で、ちょっと病院に行ってくるで改善されるまではディスアビリティとお付き合いしないとならない。私も、現代医学では治りませんとお墨付きもらいましたから。同じくお付き合い。
 表記に戻すと、
 

24時間テレビでの、障害者表記は、害がかな書き。

NHKは、障害者一本。

民放は表記が揺れている。



 24時間テレビの登場する、頑張った感動させ、非障害者にとって望ましいディスアビリティ像は、障がい者。
 日常生活を送るまたは非障害者にとって望ましくないディスアビリティは、障害者。


 個人的にそのように定義している。害を追放しても、24時間テレビの見世物障害者や、さまざまな障害は解消しないんだな、こりゃ。
 ところで、この番組、再放送なしだって。NHKの一部の番組をTVerに配信するとニュースにしなかったっけ。重要なことだから、配信しようぜ。