続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

振替休日

 振替休日の朝は文句なしの快晴。静寂の朝、小原庄助さんのように、朝寝して、朝酒は省略して、朝湯といききたいところ。旅番組のようにどこかの温泉地の旅館でのんびりとした時間を。
 温泉地旅館に行かなくとも、街の銭湯があればそこに赴くも良い。銭湯も後継者、燃料代の高騰の問題があり数を減らしている。
 ケガで体が不自由になる前は、通勤コースに銭湯があり、勤務上がりによく行っていた。広い浴槽と、漢方薬の香りがするほうじ茶色の浴槽、旧仮名遣いの入浴上の注意を書いた掲示板、黄色い樹脂の洗面器。風呂上がりの瓶入りコーヒー牛乳がうまかったこと。
 昭和の香りと懐古趣味に浸れるところ。残念ながら私の故郷は、物心がついた頃には、廃墟となった銭湯跡があるのみ。高齢化と過疎化という言葉が定着しつつあった。銭湯は温泉地なありはした。ただし、バスで乗り換えて2時間近くかかり気軽にはといかなかった。