続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

キヤノワードミニ3使用説明書


 昭和59年発売されたワープロ専用機の取説。


 この実機は所有していない。この前年に発売した《ミニ5》を所有している。ミニ3と5は、以下の相違点を除けば、全く同じ性能、形状である。


 ミニ3と5の違いは、本体文書容量と、印字品質の違い。5は、約5100文字・24ドットフォントに対し、3は、2191文字・16ドットフォント。5の低価格版かと考えられる。


 キヤノンのワープロ専用機は立ち上げると、ローマ字入力が優先となる。取説でも《画期的な入力方式》と自負しているほどだ。

 これが一覧。現在とほとんど同じ。訓令式、ヘボン式どちらも受け付ける。


 キーボードの機能一覧。変換方式は、


 《ひら書き変換方式》とある。その実は、《熟語変換》である。先にひらがなを打っておき、変換キーに当たる《サーチ》キーを押し、熟語単位の区切りを示す下線が表示されたら、《次候補》キーを押していき、目的の単語になれば、《サーチ》キーで確定させる。無変換の場合は、サーチキーを押したあと、サーチキーを押す。学習機能はない。


 今から見れば、貧弱なシステム。手書き中心から、ワープロへ移って行く頃はどうだったか振り返られる資料である。