続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

説明書に書いていない仕様

電卓説明書に書かれていない仕様


 電卓の説明書は実にあっさり。誰でも使えるから、この機能はどのように使うかは詳しく書かれていません。


 CASIO一般電卓説明書に述べられていない仕様は、内部演算の数値の扱いです。


 12桁の電卓で次の計算をCASIOとCASIO以外で計算してみましょう。


例題
1÷65536×65536=


 CASIOは1に、CASIO以外は1にならないと思います。故障ではなく内部演算の数値の取り扱いによるものです。


 この仕様は、日分計算を計算をしていて気づきました。


 利率÷36500×借入額=


 会社ではCASIOを使っていましたから違和感なく使っていましたから。たまたま、CASIO以外の電卓で計算すると、小数点以下の桁数が異なっていました。


 内部演算で持っている数値に何かあります。説明書には触れられていませんでした。


 この仕様は、=を押すと、電卓の表示からはみ出た分は切捨てられます。1÷65536×65536=を定数計算モード用い、


65536÷÷=×65536=


 と操作するとCASIO以外と同じ結果になります。

【多機能電卓】カナメモ

カナメモ
 上にドットマトリクスのカナ英数行、下の7セグメントの数字行。初期はポケット電卓型、後にカード形電卓が主流となった。

 電卓の商標は、SHARPは進化電卓からカナメモ、CASIOはデータバンク。便宜上、《カナメモ》を用いる。これは、私がSHARPの電子メモを長年使ってきたからという理由。


 カナ、英数は携帯電話のかな入力、テンキー配列は電話と電卓は配置が異なっている。


 控えておいたほうがいい情報は、パスワードが一般的になるまでは数字が占めていた。電話番号、時刻表、免許証番号、ゆうちょ銀行の口座番号、銀行コード、年金番号、誕生日など大量にある。


 それを解決する商品であった。現在はスマホに置き換わってしまった。これ電卓は意外と便利で、通信回線と繋がっていないため、本体を盗まれない限り、うっかり盗まれるということはほとんどない。紛失の恐れもスマホと同じぐらいである。消費電力も少ない。


 計算もできて、一時的に控えておかないといけない情報を記録できるポケットまたはカード電卓は一定の需要があると考えられる。

【電卓】マークアップキー

マークアップキー
 CASIO以外の一般電卓にはついていることがあるこのキー。(CASIO加算器式はついている) MUと刻印があるキーであればそれである。

 手元にある実機で試してみた。CASIO一般電卓との対比もつけた。

MUキー


割増
100×10MU→ 110
CASIO
100×10%+→110


増加率
120−100MU→20
CASIO
120−100%→20


利益率計算
120÷25MU→160
(−=→−40)
CASIO
120+25%→160
−→40


用途不明
100+10MU→1100
100+20MU→600
100+1MU→10100


 用途不明とあるのは、使い方が思いつかなかったからである。