続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

【電卓】ニルスのふしぎな旅

 小人にされ、ガチョウに乗ってスウェーデン中旅行した《ニルスのふしぎな旅》。いったい、どれぐらい縮小されたのだろうか。


 日本語訳された小説には記載されてはいない。1980年NHKで放送されたアニメーション版から推定してみる。


 Google画像検索で鳥の全長と対比できるものを探した。


 小人の身長と鳥の比は1対5〜6と見積もられる。ここでは1対6とする。


 ガチョウの全長が見つからなかった。小説にも登場するハイイロガンの全長をWikipediaで調べる。




76〜89cmとある。6で除すると、12.67〜14.83cmと求まる。


 主人公は14歳と書いてあるから、スウェーデン人の平均身長体重がわかれば、縮小率が推定できる。


 その資料は持っていないから、《文部科学省「平成30年度 学校保健統計調査」確定値報告値:男子の身長の年齢別平均値は、14歳165.3cm》とある。ハイイロガンを全長82.5cmと仮定し、6で除すると13.75cm。ここから12分の1に縮小したと推定できる。


 体重は、同じ調査によれば、54.0kg。12分の1に縮小したとなれば、体重から12の3乗、1728で除する必要がある。体重をグラムにして計算すると、31.25gが導かれる。


 さて、13.75cm,31.25gの小人をハイイロガンに騎乗させ、仮に時速60kmで飛行した場合どうなるのであろうか。興味があったらぜひ計算して結果を報告して欲しい。