【CASIO】プログラム関数電卓 For~Next StepとIsz・Dsz
CASIOプログラム関数電卓(Basicライク仕様)の、繰り返し計算(For~Next Step)を搭載する前は、2つの計数命令がある。
(注)
CASIOプログラム電卓に搭載されている《プログラム機能》。言語名は何というか。カタログ説明書には記載が見当たりません。BASIC言語に使われているコマンドが搭載されるようになってから《BASICライク仕様》と記載されるようになりました。CASIOBASICという方もいます。正式名称ではないためこの表現を忌み嫌う方もいます。
説明書から判断すると《プログラム機能》が正式名称だと考えられます。
・Isz 加算計数命令
Isz 変数 :式1 {:▲(改行)}式2
変数に1ずつ加算していき、変数が0であれば、式2を実行し、そうでなければ式1を実行する。
・Dsz 減算計数命令
Dsz 変数 :式1 {:▲(改行)}式2
変数に1ずつ減算していき、変数が0であれば、式2を実行し、そうでなければ式1を実行する。
プログラム例 1を10,000回加算する
【プログラム1】(CR)はEXEを押して改行記号を示す。
ClrMemory(CR)
For 1→A To 10000 Step 1:A=A+1:Next(CR)
"RESULT=":A▲
【プログラム2】減算計数命令Dszを使用。
0→A:10000→I(CR)
Lbl 0(CR)
A+1→A(CR)
Dsz I(CR)
Goto A(CR)
A(CR)
プログラムでGOTO文を使うのは避けるのが一般的でも、プログラム関数電卓の場合は、長いプログラムソースを書くのは、少ないため、ラベル~GOTOで繰り返してもよい。