続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

SHARP PA-6000 電子電話帳

 平成3年、ホームセンターの特売で9,800円電卓購入した。定価12,800円。この頃はCASIOとSHARPが競って電子手帳を投入していた。
 これは、SHARP最初の漢字電子手帳PA-7000から電話帳とメモ帳それに電卓だけを選び薄型にした機種。
 SHARPの電子手帳は、オプションのソフトウェア入りICカードを交換することにより機能を追加できた。ゲームボーイの感覚と言えは、分かりやすい。
 容量は、16キロバイト。そのうち2キロバイトがシステム用である。
 暗証番号や口座番号、免許証番号などを登録していた。メモ帳がワープロの代わりにならないかと打ち込んでみたこともあった。
 SHARP電子手帳は、非漢字は半角文字として表示されていた。画面の制約からいかに大量の情報を詰め込むかの工夫と考えられる。
 PA-6000,7000の漢字変換は、とても貧弱で、固有名詞の熟語変換で、それ以外は、単漢字変換。学習機能があった。同時期のCASIO電子手帳は文節変換、学習機能なしであったから、限られたメモリの中で割り切らなければいけない結果と思われる。


 かな文字入力は、ローマ字入力。キーボードは、Google日本語入力Godanキーボードを左方向に90度回転させたような形状。SHARP電子手帳を使い慣れていたから、スマホの入力もGodanにしている。なぜ、SHARPのスマホ用変換S-SHOINに搭載していないのか謎である。


 製造から30年近いが、SHARPの液晶機器は経年変化で液漏れが発生し使えなくなる製品もある。幸い、まだまだ正常に動く。動く限り使っていきたい。