続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

雨上がりの朝

 天気予報は雨の予報。起きると雨は上がって雲の隙間から陽光が。
 こう言う日はまだらに麻痺している部分が暴れる。暴れるというのは痺れがきつくなる、こわばりが強くなる。手が震える状態を比喩にしたものである。これがあるから就労はとても困難と診断書に。頸の神経を傷つけた結果がこうなる訳だが、現代医学では治らないと医者が太鼓判押しているから、再生医療が保険適用になり、日帰り手術ができる時代を信じて日々是新。
 ケガした当時は、ドラえもんのお医者さんごっこカバンがあったらいいなと真剣に思った。漫画の設定は、22世紀の幼稚園児がお医者さんごっこに用いる玩具。玩具と行っても、聴診器のような感知器を当てると、人工知能が一瞬で診断。虫歯、水虫まで一発で治す注射器型容器入りの薬が飛び出す。ギャグマンガの範疇だからのび太が良からぬ使い方を思いつき、最後は失敗して終わるオチ。この玩具あったら、神経の傷も一発治癒して毎日が痛みとこわばりの闘いを終わるのにと。
 毎日ニュースを追っていると、急性期に限って頸椎の傷を再生できる医療が可能になった。医学は日進月歩。不治の病の代表としてドラマの題材に使われていた病もそうではなくなった。
 30年後は現在、恐れられている病が、かかりつけ医に行くと治っていたになっていると思っている。形を変えたドラえもんの道具の実現を信じ日々過ごすことにしよう。