続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

1÷65,536×100,000=1.52587890625

 カシオの一般電卓の大半は、除算演算は、電卓の表示桁分の浮動小数点演算を行っています。そのため、12桁の電卓の場合、整数5桁まで、逆数の10のマイナス5乗の数値を全部引っ張り出せる場合があります。
 例えば、65,536の逆数は、1.52587890625×10のマイナス5乗です。通常の12桁電卓では、
 0.00001525878
 と表示されます。



【写真1】
 65,636の逆数=?
 12桁電卓  :0.00001525878
 10桁関数電卓:1.525878906×10のマイナス5乗
 それでは、通常電卓の逆数を求める手段、数値÷=(カシオ機:数値÷÷=)を用いずに、1÷65,536×100,000と操作してみましょう。



【写真2】
 1÷65,536×100,000=?
 12桁電卓  :1.52587890625
 (参考)10桁関数電卓
        :1.525878906
 10万を掛け合わせる理由は、答えが、小数点以下5桁。10の5乗の逆数が10万になるからです。そうしたらどうでしょう。1.52587890625が出てきました。
 ただし、逆数を求め、10万を掛け合わせるとこのようにはなりません。【写真3】の結果になります。



【写真3】現行モデル DS-120 加算式電卓
  1.525878
 =を押したときに、電卓の表示有効桁からはみ出た数値は切り捨てられます。そのため、65,536÷÷=×100,000=の操作をすると、12桁の電卓の場合、はみ出た5桁分が切り捨てられます。