続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

【電卓】電卓VSMS-EXCEL


電卓VSMS-EXCEL


 ネットの発信を見ると、EXCEL表の数値を電卓で検算させる、頭が旧い上司が時折見られる。


 EXCELなら簡単に正確無比という前提条件があるからである。最も、電卓もEXCELも目的は計算と共通しているから同類と見なしていると考えられる。


 EXCELも関数の入っているセルを入力不可にしておかないと、上書きされて誤算の原因となる。


 定形書式で入力不可指定を行って、かつ正確に答えを出すようにした表ならば、電卓の出番はほとんどない。入力を確実に行う。


 業務によって新たに作られる計算表は、例えばSUM関数が目的の範囲内か、目的の範囲内に数値を入れていないか、入力された数値は正確かを印刷したあと電卓で検算するのが望ましい。


 紙に印刷すると意外な見落としが発見される場合もある。


 電卓が正確かという屁理屈を言う者もいる。それは電卓の小数点以下の端数処理のことを言っているかもしれない。計算機は、無限に続く桁を扱えないから、当然、何処かで妥協する。EXCELも同じである。


 電卓は正確でないと確固たる信念を持つならば、電卓メーカーが不良品を売っているけしからんと言っているようなものである。


 ただし、確固たる信念をもってしまっている場合は、いくら話しても平行線のままである。その場合の対処は《聞き流す》に限る。