小学生には媚び平成生まれをバカにする最近のテレビ番組

　平成生まれをコケにするクイズ番組が続いている。 次のトレンドは小学５年生を媚びることである。 元々は情報バラエティで、 柔軟な発想をする小学生の授業内容を紹介するものが派生し、大人より知識が豊富だと媚びへつらい、あたかも成人しているものを劣っているかのように見せる。

　誰かを上げて誰かを落とす漫才のような発想である。 できる小学５年生を何度も見せることにより我々が学んできた教育法が劣っているように見せ、《ゆとり世代》と言われる平成生まれをコケにして、若輩者には負けないぞと意図であろう。

　吉本芸人がテレビ映画を牛耳るようになって、吉本興業の思想が充満している。当面はこの考えによる番組が増えていくとは思われる。小学生に媚びへつらい、平成生まれをコケにする。行きつくところは、４０代５０代の昭和生まれが世界の中心であり、優秀でスゴいを見せつけたいだけである。