続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

【CASIO】関数電卓CALC機能

CALC機能
 CASIO関数電卓にはCALCキーがついている機種があります。変数(A〜F,M,X,Y)を含んだ数式を入力し、CALCキーを押すと繰り返し計算ができます。電源を切ると消去されます。


 計算式は:で複数の式をつないで繰り返し計算ができます。ただし、条件、分岐がついていません。


 例えばこのように入力してみましょう。(使用機種CASIO fx-375ES A)

log(A)+log(B):10■ Ans
※10■は10のべき乗キーです。


 入力が完了しましたら、CALCを押しましょう。A?が表示されます。ここでは2を入力して=を押しましょう。


 B?が表示されます。ここでは3を入力後=を押しましょう。log(10)2+log(10)3の答えが表示されます。


 さらに=を押すと、6が表示されます。


 次に=を押すと、A?と表示され別の数値を入力して記憶させた数式を用いて計算ができます。


 ACを押すとCALC機能が解除されます。電源を切ると消去されます。

電卓の仕様

一般電卓の仕様


あ 負数の開平計算
 負数を入力後、平方根キーを押すとどうなるかメーカーによって異なります。


 例として−25を置数後、平方根キーを押してみます。


1 CASIOとCANON,非CASIO電卓の一部
 E 5.
2 SHARP,非CASIO電卓
 E 0.
1の電卓において置数訂正キーを用いてのエラー解除
CASIO,CANON
5.→5を次の計算に使える。
非CASIOの一部
 E 5.→エラー解除不可


い −0の取り扱い
 CASIOとCANONは、0が表示状態されたサインチェンジは受け付けない。
 SHARPと非CASIOの大半は、0が表示された状態で、サインチェンジキーを受け付ける。
 −0を表示された状態で平方根キーを押すと、SHARPはエラーを返す。非CASIOの大半は0の平方根を計算することになり0に戻る。

電卓の仕様

演算キーの後に=を押したら
 電卓で計算中に、数値、演算キーの後に=を押したらどうなるかです。
 例えば、2を入力し、演算キーの後に=を押した場合です。


 CASIO一般電卓の場合はこのようになりました。
 2+=→2
 2−=→2
 2×=→4
 2÷=→1


定数計算モードするとこのようになりました。
 2++=→4
 2−−=→0
 2××=→4
 2÷÷=1


 定数計算モードでは、四則演算の場合は同数を補い、非定数計算モードでは乗算除算のみの同数を補います。


 続いて現在購入できるCASIO以外の一般電卓の場合。
 2+=→2
 2−=→−2
 2×=→4
 2÷=→0.5


 加減算は0を補って定数計算を行い、除算は1を補って定数計算を実行します。


 メーカーによって仕様の違いがあります。どちらが有利かは一概に言えません。