続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

CASIO関数電卓 fx-290


 平成22年購入。ホームセンターで¥1,500円+税だった。数式入力方式。2010年代に入り、日本国内向けの従来型関数電卓はカタログから消えた。
 9メモリ、仮数部10桁指数部2桁。関数計算、統計計算がある。ただし、n進数変換は省かれている。


 メモリ代入(STO:STORE MEMORY)は、SHIFTキーを押してからの形式。関数電卓マニアの部屋では、この操作を批判している。


 fx-JP900では表に出て、メモリ呼び出しがSHIFT操作が必要になっている。限られた筐体に何を盛り込むかメーカーも苦心していると思われる。



 小さなことであるが、3桁区切りがついた。これは関数電卓マニアの部屋でも取り上げられている。事務用電卓ではついていた。考えて見れば、日本語を始め、漢字文化圏に入っている言語は、4桁区切り。3桁で区切られた数値を一発で読めないのは、区切りかたの違いである。百万円ならば、
 1,000,000
よりも、
 100,0000
とするほうが理解しやすい。英語ならば、1 Million。欧米の言語ならば、3桁区切りが理解しやすい。ただし、珠算も簿記も3桁区切り。慣れの問題と言えはそれまである。


 この形状の電卓。中国の模倣品電卓メーカーにモノマネされている。モノマネされるほど真正品が良い製品との裏返しでもある。(モノマネも、度が過ぎれば訴訟ものである)