選挙期間中~テレビメディアは沈黙?
平成17年のいわゆる《郵政選挙》。小泉純一郎は媒体を使った誘導がうまかった。殊にテレビメディアを巧みに使った。結果、彼が街頭演説に来ると、アイドル以上の騒ぎになった。
テレビメディアも彼の巧さに乗せられ、郵政民営化に賛成する自民党候補者に対しては、メディアはこぞって《刺客》と称して、報道の名を借りた選挙運動をやってのけた。
安倍晋三の場合もっと巧みだった。放送法をちらつかたり、メディアのトップとの会食の結果、政権のスポークスマン(別の言い方をすれば、体制の狗)と化した記者が、ニュース番組や、ワイドショーで大きな顔をしている。どこかの将軍サマの国の、偉大なる首領様なんて連呼している国のテレビメディアを笑っていられない。
彼はネットメディアがお得意なようで、いいね!や賛同記事をもらうとゴキゲンになるようである。インターネットは、都合のよい情報だけ振り分けられるから《裸の王様》にもなれる。テレビメディアを見ない、ネットのみの世代の対策もバッチリと思われる。
それでは、ネットや情報端末を持っていない高齢者などはどうするか。年金や消費税増税の問題が出た以上、選挙期間中に、テレビメディアで政治の話題を出すのが都合が悪いのか、ニュース番組で選挙で各党の争点はあまり報道されていない。郵政選挙の頃はワイドショーでも賑やかだったのと違い、沈黙に近い。意図的に政治への関心を反らしているのではないと思われる。
ネットでこういうのが転がっていた。
投票率が上がったら、与党も左うちわでいられないはずである。テレビメディアと新聞が情報収集が中心源の高齢者に、投票所に行かれたら困るのであろうから、選挙期間中であることを意図的に伝えないのだろうか。そうだったら、情報操作だと言えよう。
老後の生活を安泰させるならば、投票所に行って清き一票を投じよう。