続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

小学生が知っている難読漢字

 TBSの情報番組に、小学生が知っている《美しい日本語》と称して大人に問答する項目がある。その実態は《難読漢字》と呼ばれるもの。教育漢字表または常用漢字表にの表外字、表外音訓を出して、小学生が読めるのに大人に対して読めないだろうという企画。
 翻って見れば、手書きでは書きにくい《僥倖》を小学生が書いて見せ、読めないだろうと言うのはあまりにも滑稽。なぜなら、常用漢字表の前身、当用漢字表の目的の調べて見ると良い。ワープロが登場するまでは、漢字は制限しようという流れだった。かな漢字変換の恩恵で、難読漢字を自由に使いこなせるようになり、漢字検定が人気と相まって、小学生まで読み書きができるようになった。
 こんな難読漢字も知らないのかと大人を小馬鹿にする企画。自信を失ったり、小学生に媚びへつらう必要はない。原則かな書き、使用頻度が少ないものばかり。それに《振り仮名》という便利な仕組みもある。