電卓を活用しよう〜2−6
電卓を活用しよう
6 パーセントキー
営業成績でよく使われるのは百分比計算、パーセントである。現在売られている全ての一般電卓にこのキーはついている。
目標額いくらに対し、現在の売上高対する割合は、現在の売上高÷目標額×100=と計算すると求まる。パーセントキーは、この×100の部分もいちいち入力することなく、押すだけで実行する。
パーセントキーは、演算子に何を使うかによってCASIOと非CASIO系では異なった動作をする。どちらかに慣れてしまうと他のメーカーの電卓が使えなくなるほど異なっている。
メモリキーと組み合わせた場合の違いは《2−4 メモリ計算》問題4を参照のこと。
(割増計算)
(問題5)
100円の10パーセント増しは。
(操作)
CASIO
100×10% (表示 10) + (表示 110)
非CASIO系
100+10% (表示 110)
メーカーにより操作方法が異なる。仮にCASIOで非CASIO系の操作を行うと、全く違った答えが出る。故障とは違い仕様である。これについては別の項目で説明する。
CASIOは100の10%を求め、それを加えよ。非CASIOは、100の10%増しという意味である。どちらが良いかとは一概には言えない。どれだけ増したかを知りたい場合はCASIOが有利である。単純に増した数値が知りたい場合は、非CASIO系が有利である。
(割引計算)
問題5を10%増しから10%引きに変えてみよう。
(操作)
CASIO
100×10% (表示 10) − (表示 90)
非CASIO系
100−10% (表示 90)
こちらは、プラスをマイナスに変えただけである。
(百分比計算)
(問題6)
目標額1,000万円、本日の売り上げ100万円、目標に対して何パーセントか。
(操作)
操作は各社共通。
100÷1000% (表示 10)
全体に対しての比率は、各社共通の操作である。
(問題7)
1000の10%はいくらになるか。
(操作)
操作は各社共通。
1000×10% (表示 100)