続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

(関数電卓)CASIO fx-260A

 平成20年頃ホームセンターにて1500円ほどで購入した関数電卓。日本国内向けでは、最終となる従来型関数電卓。よく行くホームセンターは、この頃、CASIOの廉価版関数電卓を揃えていた。現在は一般電卓のみである。

 電源は太陽電池のみ。カバンに入れて出先で計算が必要な時に使っている。開平計算キーがシフトを押して操作する、大きなM+キーがあると、関数電卓マニアの部屋では良くない評価を得ている機種。

 日常生活のお金の計算に限れば、それほど使わないキーもある。関数電卓は、打鍵数を減らして素早く計算する手段にも使える。

二乗キー・・・同じ数値の乗算。

逆数キー・・・その数値の逆数。

冪乗(べきじょう)キー・・・ある数値の何乗。

EXPまたは×10のX乗キー・・・100万円と入力するときは、1,EXP,6と操作し、四則演算または、関数キーを押すと100万円と入力される。1.5,EXP ,8とすると、1億5000万と入力できる。キヤノンの千万単位の電卓のように使える。

()キー・・・一般電卓ではほとんどない。括弧が必要な計算は事務作業でもある。括弧キーと冪乗キーを用いると複利計算もできる。


(学校教育と電卓)

 電卓を使うと計算能力が落ちるというのは私が小学生だった数十年前、先生が算数で話したことを記憶している。

 四則演算や分数の計算、方程式や関数の公式の基礎を習ってからは、筆算で求める演習に終始させるより、計算器具を使わせて、この公式はいかなることに使えるか、何に応用できるか考えさせるようにしたら良いに導かれる。その前に、受験のための、学力テストで上位にはいるためにはという、《テストに勝つため》だけの教育を改める必要がある。だからこそ、Twitterなどで《三角関数》が不要、役にたつのかとの意見が賑わうのである。

(障害と電卓)

 計算器具は、学習障害の人に役立つ。読み書き算盤(計算)のうち計算が困難な人にとても有効である。学習障害は、平成に入る頃はどのように捉えられていたか思い出して欲しい。《落ちこぼれ》として見なしてはいなかっただろうか。

 何かが困難であるならば、代替策を用意すれば、学習ができる。書字ならばかな漢字変換。読字ならば読み上げ。そして、計算ならば電卓である。