続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

電卓と計算能力

電卓と計算能力
 電卓の普及期、学校の先生からよく聞いていた言葉は、《電卓に頼ると計算能力が落ちる》と言われてきた。


 電卓が算数教育に入るのは平成に入ってのことであるから、カシオミニ発売から四半世紀以上経つまでは義務教育課程では除外されていた。


 考えてみると、四則演算の原理が分かれば、珠算を使おうが電卓を使おうが構わないと思うが、学習指導要領が変わらない限り、義務教育課程での算数・数学教育にて電卓の常時使用は難しい。


 計算機は単調な繰り返し作業が人が楽をするために考え出されたものである。楽になりすぎると能力は落ちる。楽になった分、複雑な思考に回せる。


 現在の教育は変わりつつあるものの、均一な能力を作るのに主眼をおいている。電卓を使って発展的学習に持っていけば、この国の科学力は向上する。

桜2021

 3月27日撮影しました。


KADIOの電卓

KADIOの電卓
 以前紹介したKADIOの電卓。KD-922。未確認情報として、ノーブランドにしてDAISOで売られているとのこと。


 この電卓は、雑貨通販サイトで大きな文字、大きなボタンでお年寄りも優しいと説明で800円程度で売られていた。写真にKADIOとあったから購入した。


 レイアウトはユニバーサルデザイン電卓と似ている。このデザイン電卓は、CASIOなどからも販売されているから、パクりとは異なる。


 KADIOは、CASIO関数電卓のコピー商品を販売している。Amazonでも出品されている。コピー商品の購入は違法になることもあるから、買ってはならない。


 キー押し具合は、やや硬い。高速入力には不向きと思われる。大きな文字、大きなボタンでお年寄りも使いやすい。


 注意点は、中国メーカーの電卓に散見される置数訂正キーがないこと。右シフトキーかMRCを1回押すと代用できる。


 電卓の仕様は、SHARP12桁電卓と同じ。12桁以上の整数を入力すると桁あふれエラーを起こす。


 しかし、CASIOに似せた、KADIO。カディオと読むのであろうか。肝が座っている。