【電卓】再びEXキーを考える
EXキーを再び考える
過去の日本製かつ日本メーカー電卓、中国電卓メーカーの一般電卓には、EXまたはRVキーがついています。RVキーは過去のCANON一般電卓の一部にありました。
最近の例では、ダイソーで販売されていたデスク型400円+税の製品についていました。
機能は、定数計算で固定された数値と現在入力された数値を交換(exchange)することです。
1+2と操作した場合、2が定数として固定されます。=キーを押す前にEXキーを押すと、2+1となり、1が定数として固定されます。
=を押したあと、EXキーを押すと何が定数に使われているか確認できます。EXキーを押して答えの3に戻すと、数値=と操作すると、2を定数とする加算ができます。
(例)
1+2 (表示2)
EX (表示1)
EX (表示2)
= (表示3)
EX (表示2)
2= (2+2が実行され4)
EXキーは、定数と現在表示されている数値とも交換できます。1+2=の計算後、3を表示後、EXキーを押すと3が定数として固定されます。
(例)
1+2= (表示3)
EX (表示2)
5= (3+5が実行され8)
機能は、定数と現在の数値の交換ですから、定数計算の仕様は変わりません。このキーがほとんど普及していないのは、需要がなかったと考えられます。