続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

【電卓】電子辞書《文曲星》pe1000a

 ヤフオクにて20年近く前に落札したこの製品。



 閉じた状態で、縦8cm,横10cm,一番厚いところで1cm。単四乾電池2本が電源。



 この製品は、中国の電子辞書。筐体に刻印されているURLは現在も存在している。


http://www.ggv.com.cn/cn/index.php



 電子辞書を販売している中国メーカー。サイトの最終ニュース平成30年で止まっている。


 モノクロ液晶の電子辞書である。初期画面はカレンダーと時計表示。中国はグレゴリオ暦一本かと思えば、伝統的な太陽太陰暦も農暦《表示は陰暦:陰の表示は簡体字》として用いている。そのためカレンダー表示も農暦が表示される。


 中国語−英語辞書、音声出力も備えている。


 この製品を電卓として分類したのは、キーボードに関数電卓の関数が刻印されているから。計算キーを押すと電卓が起動する。一般電卓機能は12桁1メモリ、CASIO一般のほぼ同じ仕様である。特に、%と定数計算は全く同じ仕様である。技術協力したのか、コピーしたのかは不明。


 計算キーを2回押すと、メニューが表示される。


 科学計算を選ぶと関数キーが働く。その他、統計計算や内蔵公式計算もできる。


 GVBASICを選ぶと、



 プロムプトが表示される。BASIC言語と思われるが、説明書がないため使い方が分からない。


 日本の電子辞書にも電卓は備わっている。関数電卓やポケコン機能までついている製品は見たことがない。考えてみれば、CASIOのモノマネメーカーを作らなくとも、独自ブランドでも勝負できるはずだ。


 中国語がわからなくとも、計算(計は簡体字)を押せば、ポケット電卓として使える。