続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

百均プログラミング?

 令和2年度からプログラミング教育が必修化。プログラミング教室が雨後のタケノコのように林立。
 プログラミング教育は文部科学省ウェブサイトに何をするかPDF文書を載せているから一度に読んでみよう。


 プログラミング教育は、特定のプログラミング言語を使って習得して操作制御系を構築する人材を義務教育から養成するものとは違う。ある仕事を計算機させるにはどのような手続きが必要かを考える《プログラミング的思考》つまり論理的思考力をつけること。紙と鉛筆使ってフローチャート(流れ図)書いても構わないが、パソコンやタブレットがたくさん転がっているからそれを使って興味を引かせるほうが教育効果もある。教材としてScratchとViscuitを指定している。


 プログラミングは任天堂のゲーム機でもソフトウェア《プチコン》があるから購入すれば即プログラミングできる。勘違いしてもらいたくないのは、ワープロソフトを入れたからすぐに芥川賞直木賞を取れる作家になれないと等しく、プログラミングソフトウェアを入れたから、超大作RPGが作れない。


 パソコンもタブレットも、ゲーム機も親が厳しい。経済的理由でプログラミング教室は無理だから、プログラミングは無理だよと嘆く前に、税込み110円あればプログラミング的思考は学べる。それはこれ。

 百均にある電卓。小遣いで買える計算機。それに紙と鉛筆、コンパスに定規と分度器があれば即席プログラミング的思考は出来上がり。すべて百均で揃う。


 電卓で使える命令は四則演算キー、クリアキー、置数訂正とメモリキーとイコールキーが基本。あと、ルートキーがついたものがある。ルートキーは、ある数を2乗する前の数。例えば9はブラスマイナス3×プラスマイナス3。電卓はプラスのみを出す。なぜプラスしか出さないかは割愛する。


 電卓と文房具があればゲームを作れる。どんなものが作れるか教えてくれって?それは君が考えてほしい。文房具の他に百均ではサイコロも売っている。これで準備万端。友達と一緒に大いに遊び、ルールに矛盾はないか、すぐに覚えられるか検討、洗練させてから、それを計算機にどのように命令を与えて動かすか、ここまでを鍛えるのも立派なプログラミング教育である。