続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

マイクロブログ

マイクロブログ


 Twitterは実に便利。これがサービスインした頃は《マイクロブログ》《短文投稿サイト》と言われていた。商標名を出していなかったNHKは後者を用いていた時期もあった、現在はTwitterのカタカナ表記を使っている。


 マイクロブログはあまり用いられなくなった。ただし、この言葉を自国語に訳しサービス名にしたものがある。微博(Weibo)がそれである。微はマイクロの意訳、博はブログの音訳(あて字)博客の頭文字を使っている。NHKが中国版ツイッターと称するのはこのためである。


 チベット、ウイグル問題をTwitterまたはYoutubeに発信または外国の投稿を見られなくするためにアメリカ由来のSNSを遮断して10年以上。これによって中国共産党が国民の発信を制御するようになった。後に国民がアカウントを取る場合、個人情報を入力しないと取れなくなった。例外は、外国人。携帯電話番号認証で本人確認が完了できる。


 アメリカのSNSを遮断しているために、日本企業、自治体、芸能人が微博にアカウントを取っている。微博は表向きは一般企業であるが、投稿した内容、IPアドレスなどすべて中国共産党から監視されている。政治と無関係な投稿は干渉しない。中国共産党批判、汚職、デモはすぐに削除されるかアカウント凍結される。日本語での投稿も例外なくと見られる。簡単に言えば、中国共産党のさじ加減で決まる。微博を利用する時は、常に中国共産党の監視下にあると思って欲しい。


 では、Twitterはどうかと言えば、本社場合わがままな大統領に注意表示をする。ここは微博の最大の違い。個人情報の管理が厳しくなっている。政権批判しても国家が介入してアカウント凍結は基本ない。わがまま大統領が大統領令をちらつかしても、依存してしまっているから、下手にいじることは、自らの口汚い主張が封じられる。


 Twitter日本本社の場合はどうかと言えば、最近は微博に近づいている。アジア諸国の差別投稿、中傷は黙認しても、安倍晋三への批判は凍結される場合が見られる。ここは米国本社との相違点。微博のように自公政権監視下においたサービスにするか否かは有権者の意思にかかっている。