続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

清の次


清の次


 中国の歴史、殷から清まで最低2500年以上王朝が続いている。中原の覇者が周囲に朝貢を求める体制は、20世紀まで続いた。


 その後、中華民国、中華人民共和国と王朝でない国家が続いている。と見えるが、社会主義国になってから、特にこの数年は、国号を《習》と名乗って良い共和国の看板を掲げる王朝となった。


 王朝は王が絶対、封建体制の時代は人権の概念もなかった。気に食わなければ、捕まえて殺すこともできた。韓流ドラマの史劇を見ればよく分かる。


 過去の王朝も他民族の征服に明け暮れた。少数民族への締め付けは、従来の歴史の轍を踏んでいるだけである。


 人権問題も、西欧からの概念として内政干渉と突っぱねるのは、これまでの封建体制に馴染まないからである。


 王族が堕落、散財、弾圧を続け、民衆の反乱から易姓革命へ至った。さて、習近平率いる王朝は歴史の流れに逆らえるだろうか。