続・オヒ!の殿堂3(番外編)

藤堂俊介がこっそり書くブログのようなもの

【電卓】正負の数の計算(加減算)

正負の数の計算(加減算)


 中学校1年生の数学で教えられる正負の数。答えにマイナスが入るまたは計算式にマイナスが入るととたんに混乱するということもある。

 解けないと恥ずかしい小中学校で習った算数・数学(2019 数学研究会議/彩図社)の解き方によればこう記述されている。



 異なる符号同士の足し算
 絶対値の大きい方−小さい方
 引き算
 ひく数の符号を変えて足し算

 となっている。
 サインチェンジキーがない電卓において、-12+4の操作は、+4と-12を交換し4-12=と操作し-8を得る。同書の解説に従えば、マイナス12の絶対値12とし、12-4計算し8と答えを得て、絶対値が大きい-12の符号を採用、結果は-8となる。この解説では手続きが複雑である。


 これは4から12を引けないと仮定しての説明だと思われる。そのため12-4を計算し、-12の絶対値が大きいから符号を付けたとなる。小学校の算数では4-12という計算はできないことになっている。数値を交換したのは、サインチェンジキーが無い電卓での計算法である。もし書籍のような、手順を踏むなら、メモリに何も入ってないことを確認し、12-4=M-,MRと操作して求める。CASIO電卓は、12−4=−−==と操作して求める。


 (-6)+(-16)サインチェンジキーがない電卓で行う場合は、CASIO電卓の場合次のように操作する、
 6+16=−−==
 同書においては、絶対値を足して共通の符号をつけると記してある。これをCASIO電卓の定数計算で行ったわけである。非CASIO系の電卓は、メモリに何も入ってないことを確認し、6+16=を行ないM-,MRを実行する。


 11−(−9)=の計算は、同書の解説によれば符号を変えることから、11+9を行い20の答えを得る。